“極限まで薄く”したモバイルバッテリー……??
モバイルバッテリーはその名の通り、持ち運ぶもの。できるだけ小さく、できるだけ軽く、できるだけ薄いほうがいいです。そんな命題に真っ向から挑戦したのが、Makuakeに登場した、いづみ企画の「FLAT」です。
モバイルバッテリー FLAT レビュー
製品が届いてまず最初に驚いたのは、お手紙が入っていたこと。支援してくれたことへのお礼状ですが、心のこもった感じが伝わってくる、プロジェクト実行者の人柄が見える文面でした。

そして、こちらがFLAT本体。見た目には細長いマウスパッドのようです。

ひっくり返してみると、裏面にあるのはケーブルですね。後ほど詳しく見てみましょう。

持ってみると、驚きの軽さで、本当にモバイルバッテリーなのか疑ってしまうほど。

重量を計ってみると、100gは超えていて、体感よりも意外と重さはありました。

とはいえ、やはり驚きなのはその薄さです。

横から見ても、製品名の通り「フラット」です。

さて、FLATは薄さ4mmを謳っていますが、超薄型のバッテリーを挟んでいることもあり、最も厚い場所は6.7mmありました。

一方で、最薄部は3.7mmしかありませんでした。4mm切ってるじゃない!

FLATのバッテリーを充電する際には、下部にあるMicroUSBポートを使います。ここもギリギリの薄さを攻めていますね……。

そして、背面で最も気になるのがUSBケーブルです。まさか、この薄さでケーブルまで内蔵してしまうとは……。

ケーブルを取り出してみます。根元は埋め込まれているので、取り出せません。

このケーブルの先は、変換アダプタが付いていました。よくある2-in-1タイプでしょうか。

なんと、Lightningケーブルでした。Lightningケーブルの上にUSB-C変換コネクタを被せるようです。なんて変則的なんだ。

しかし、裏返してみると、こちらはLightnig用の端子がありません。

上から見ると、穴が空いています。実はこれ、MicroUSBとLightningのハイブリッドコネクタなのです……。ドンキホーテとかで売ってるやつだ……。

充電状況は、背面にあるLEDで判断します。最初なので、満充電しておきました。

充電するときはこんなスタイルです。完全ワイヤレスイヤホンを充電しています。

もちろん、iPhoneも充電できます。MFi認証をとっていないコネクタなので、将来のOSアップデートで使えなくなる可能性もありますが……。でも、この利便性には勝てない。

この薄さでケーブル込み、しかもMicroUSB、USB-C、Lightningのすべてに対応するアイデアコネクタ、薄さと利便性を1つに収めたコンセプト完遂力がすごい……。
FLATのまとめ
クラウドファンディングらしい夢のある製品で、レビューしていても発見が多かったですね。たった4mmしかないのに、この中にすべて収めてしまうのはすごかったです。心配なのはLightningコネクタくらいですが、しばらくは大丈夫でしょう……。