issinのSmart Recovery Ringを2週間体験!/ストレスと回復度合いを可視化する、現代版「かいふくのゆびわ」

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今回紹介するスマートリングは、issinから発売された「Smart Recovery Ring(スマートリカバリーリング)」です。先日、auからもプレスリリースが出たので、ご存じの方も多いかもしれません。

こちらのSmart Recovery Ringを2週間試用させてもらったので、そのレビューをお送りします。

INDEX

そもそも、スマートリングとは?

一般的な指輪より、少し太めの指輪。シンプルな見た目に反して、高機能・高精度なセンサーを内蔵したのが「スマートリング」です。

一口にスマートリングと言っても、大まかに2種類あります。1つはEVERINGに代表される決済系のスマートリング。タッチ決済が可能な店舗で、指輪を当てるだけで決済できます。

決済系スマートリングのEVERING

もう1つは今回紹介するヘルスケア系のスマートリング。装着しておくだけで、皮膚温・心拍数・脈拍・睡眠などを計測して、あなたの健康を見守ってくれます。

……と、ここまで読むと「スマートウォッチと同じでは?」と感じるかもしれません。

スマートリングとスマートウォッチはウェアラブル端末という性質上よく似ていますが、実際に使ってみると全く違うものだと分かってきました。(ちなみに、計測値においては指で測る方が正確性が高いと言われています)

ちょうど私はApple Watchを常用しているので、併用して違いを比較しつつレビューします。

スマートリングのデメリットとは?

スマートリングは目立たず邪魔にならず、それでいて、健康を見守るデバイスとして非常に優秀です。できることなら全国民が装着すべきと考えるようなスマートデバイスですが、デメリットが3つあります。

  1. 価格が高い……まだまだ出始めのデバイスということもあり、価格は少なくとも3万円以上。
  2. 毎月の維持費がかかる……スマートリングの多くが、サブスクモデル。購入時に数万円を払って、さらに月額費用を払うことでようやくサービスを受けられます。
  3. サイズ合わせに手間がかかる……指の太さは人それぞれ。スマートリングは購入前の計測(サイジング)を必要としています。一般的にはサイジングキットを購入し、計測し、ようやく本購入になります。

面倒だなと思いました?スマートリング自体は魅力的でも、購入・維持に手間がかかると厄介ですね。ところが、今回紹介するSmart Recovery Ringはこのデメリットをうまく解消しています。

Smart Recovery Ringをレビューします

Smart Recovery Ringは、全国のKDDI直営店/au Style/auショップ/UQスポットおよびau Online Shopのほか、issin公式サイトで購入が可能です。

issin公式サイトでの購入なら、クーポンコード「MAKKYON」を入力すると10%OFFで購入できますので、ぜひ活用してください。

話は少し脱線しますが、issin株式会社の製品といえば、お風呂上がりに足を拭くだけで計測できるスマートバスマットが有名です。

以前にレビューさせてもらったんですが、あまりに便利すぎて、その後も1年以上毎日計測しています。スマート体組成計はいろいろ試してきましたが、これほど続くとは思いませんでした。

アプリ内で祝ってくれるウェリー

現在は小さくなった体組成計モデルが出たので、そちらを購入して使っています。ポケモンやミニオンズの専用カバーもあって、お子さんのいる家庭でも使いやすくなっています。体重測定が続かない、という人ほどオススメです!

ちなみに、スマートバスマットもクーポンコードで10%OFFで買えます。こちらもぜひ検討してみてください。

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Smart Recovery Ringがお得な3つのポイント

先ほど書いたとおり、スマートリングには「価格が高い」「維持費がかかる」「サイズ選びに時間がかかる」の3つのデメリットがあります。「Smart Recovery Ring」はこの3つのデメリットを解消しています。

  1. リーズナブルな価格……元々の価格は29,800円と他社のスマートリングに比べると安価。さらに、auでの購入であれば(auユーザーなら)通信料金と合算、Pontaポイントの使用、最大48回の分割払いも可能です。
  2. 維持費ゼロ……もちろんサブスクのプランはありません。
  3. 店舗でサイズ合わせができる……Smart Recovery Ringを展示しているauの店舗であれば、サイジングも可能になっています。わざわざサイジングキットを取り寄せる必要はありません。

このように、他社のスマートリングよりも買いやすい環境が揃っています。もし、スマートリングの購入を考えているようであれば、本製品は選択肢に入れるべきでしょう。

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サイジングキットから始めます

今回はissin株式会社様よりサンプルをいただいていますので、サイジングキットでのサイズ選びから始めていきます。

リングサイズを測るキット
US6号から13号まで含まれる

同梱されているリングはプラスチック製のサンプルです。内部にはセンサーを模した突起があります。どの指に嵌めるか決めたら、サイズを合わせていきましょう。ちなみに、サイズ合わせの時間帯は夕方〜夜がオススメです。……指が浮腫むからね(指輪が抜けなくなりがち)

センサーの突起を模したリング
適当につけるとキッツキツ

目安は「キツすぎず、ユルすぎず」。くるくる回るような状態は合ってません。また、素材がプラスチックなので、実際の素材よりもやや滑りやすくなっています。

ちょっとゆるい?
ぴったりかも?

サイズを決めたら、issinの公式サイトで注文しましょう。(auで購入した人はカードに記載のサイトへ、issinで購入した人はメール記載のURLへ)

サイジングキットを購入した方は、すでに料金支払い済み。なので、この先の支払いはありません。

Smart Recovery Ringの購入方法

Smart Recovery Ringの購入方法は、少し限定的です。家電量販店やAmazon・楽天市場では販売されていないのでご注意ください。(2025年4月現在)

オンラインでSmart Recovery Ringを買う場合

オンラインで購入する場合は、2つの経路があります。

  1. au Online Shopでカードを購入して、issin公式のサイト注文
  2. issin公式サイトで購入する

サイズが決まっていない場合は、最初にサイジングキットを購入します。(サイジングキットにはSmart Recovery Ringの代金が含まれています)

au Online Shopで購入した場合はカードが送られてきますので、それを使ってissin公式サイトで注文することになります。通信料金合算や分割払いやPontaポイントを選びたい場合は、au Online Shopでの購入が便利です。(au IDが必要です)

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店舗でSmart Recovery Ringを買う場合

実物を見たい、サイズを知りたい、という人は実店舗での購入がオススメです。他のスマートリングではなくSmart Recovery Ringを選ぶメリットはここにあります。

販売しているのは全国のKDDI直営店/au Style/auショップ/UQスポット です。実物も見られるし、サイジングもできるので、安心して買いたい人にはこちらが向いています。お近くの店舗で取り扱いがあるか確認してみてください。

Smart Recovery Ringを安く買いたい

本記事内に記載した10%OFFクーポンで買うのがオススメですが、それでも初期費用がネックと感じるかもしれません。

初期費用をできるだけ抑えたいということであれば、au Online Shop(あるいは実店舗)がいいかもしれません。なぜなら、分割手数料ゼロで24回払いや48回払いが選べるから。

ちなみに48回払いなら、初回660円、2回目以降は620円です。めちゃくちゃ安い!(トータルの支払金額は同じです)

Smart Recovery Ringを使ってみる

というわけで、サイジングキットでSmart Recovery Ringのサイズを決めたらissin公式サイトで注文します。数日で届きました。

サイジングキットより2回りほど小さい
説明書とUSBケーブルが付属します

Smart Recovery Ringは、充電ケースの中に入っています。完全ワイヤレスイヤホンのケースみたいな印象を受けますが、ケースの中にバッテリーは入っていません。あくまでUSBケーブルを繋いで充電するためのケースです。

ワイヤレスイヤホンみたいなケース
充電ケースを兼ねています

Smart Recovery Ring自体はマットシルバーを選択しました。少し厚めの指輪といったところ。ただ、内部は精密機器。リングの内側にはセンサーや回路が並びます。

マットシルバー
リングの内側にセンサーや回路が見えます

左手の人差し指で使っていきます。

事前にサイジングしたのでジャストサイズ

ただし、このままでは使えません。スマホのアプリとペアリングして、自分のリングとして登録してからがスタートです。

スマートバスマットと同じ「ウェリー」アプリでOK

Smart Recovery Ring用のアプリは、スマートバスマットで使っていた「ウェリー」アプリと同じ(iOS/Android)。アプリ内で紐付けを行います。初回はアップデートがあるかもしれないので、時間に余裕を持って行いましょう。

スマートバスマットと同じ「ウェリー」アプリを使用
初回はアップデートが走ります

iPhoneのヘルスケアアプリとデータを共有する場合は、ウェリーアプリの設定から同期をオンにしておきましょう。

Smart Recovery Ringで計測できるのは次の8項目です。

  • 睡眠
  • ストレス
  • 活動量
  • 心拍数
  • 血中酸素濃度
  • 心拍変動
  • 皮膚温
  • 女性の健康管理

Apple Watchと同じような測定項目が並びますが、一般的には手首より指で測る方が精度が高いと言われます。Apple Watchと併用しつつ、精度も見ていきます。

初日、とりあえず使い始める

まずはデータを蓄積していかないとSmart Recovery Ringは本領を発揮できません。終日つけたまま過ごします。

Smart Recovery RingはIP68の防水性能を備えるので、そのままお風呂に入っても問題ありませんが……顔洗うときにリングが顔に当たるので、お風呂に入るときや顔を洗うときは外すようにしました。

バシャバシャ行っちゃいましょう
手を洗うときも外すようになった

なお説明書には、プールのように長時間浸水させるのは推奨しない、と明記されています。ご注意ください。

引き続き、お風呂以外の時間は、眠っている間も装着したままにして過ごします。

睡眠計測の結果を比較してみる

一晩明けて、睡眠内容の計測について、他のアプリと比較してみました。

Smart Recovery Ringの計測結果、Apple Watchの計測結果、アプリでの計測結果(SleepCycleというアプリです)の3つを並べてみました。細部は違うものの、波形の大まかな傾向は似ています。

Smart Recovery Ringでの計測
Apple Watchでの計測
SleepCycleでの計測

結果に大きな差異はなさそうなので、このままSmart Recovery Ringでの睡眠計測を信頼して使っていきます。

なお、アプリ内ではウェリーからのメッセーがあって、アドバイスやアクションの提案があります(強制ではありません)。

アドバイスをくれるウェリー
アクションの指示もある

そのまま使い続けて、2週間が経過しました。

Smart Recovery Ringを2週間使い続けて分かったこと

というわけで使い続けて2週間。Smart Recovery Ringの感想を記していきます。

Smart Recovery Ringなら、ストレス耐性が分かる

Smart Recovery Ringを使って分かるのがストレス値。低・中・高の3段階があり、連続したグラフで表示されます。心拍数や心拍変動、体の動きや体表温度をモニタリングして数値化しているようです。

1日のストレスグラフ
1週間分のストレスグラフ
1ヶ月分のストレスグラフ

このストレス値を振り返ってみると、実感とよく合っていました。電車での「通勤」は明らかにストレスを感じているし、映画を観ているときのしんどいシーンはストレスになっています。眠っている間も、悪い夢……というか嫌な感じの夢を見たときはストレスになっていました。

ただし、考え方として、ストレス=悪……ではありません。緊張感のあるシーンや、体を動かすシーンでもストレスは計測されていて、自分自身でコントロールし、活かせるポイントあるいは回避できるポイントが分かるようになっています。

Smart Recovery Ringを使ううちに、1日の終わりにこのストレス値を見るようになり、振り返るきっかけになっています。

Smart Recovery Ringなら、身体の回復状況が分かる

Smart Recovery Ringを使うと、睡眠時の平均HRVと睡眠時平均心拍数をベースにしたリカバリー値が可視化されます。

要は、身体の疲労がどの程度回復できたか、というもの。高い数値であればしっかり回復できているし、低い数値は疲れを残したまま全く回復できていないことになります。

2週間分のリカバリーグラフは下図のようになりました。

1週目のリカバリー
2週目のリカバリー

土日はしっかり休養できて回復しているけど、平日は全くダメ。疲れやすくなったなーとは感じていたものの、ただ、睡眠時間が短いせい。その証拠にちゃんと寝ている土日は回復しています。※4/17(木)は充電するのを忘れていたため、計測できていません。

実感とも合致していて、ここまで明確に可視化されるとは思いませんでした。来週から平日はちゃんと休もう。

Apple Watchより信頼できる計測値、信頼できない計測値

Smart Recovery Ringで計測できる数値は、Apple Watchでもだいたい計測できます。

ただし、Apple Watchだと血中酸素濃度(SpO2)がかなり適当で、低酸素血症かと思うほど低い値も出ます。Smart Recovery Ringは、正常値である95-100%にほぼ収まっているし、Apple WatchだとSeries8以降しか対応しない皮膚温度(体温の参考値として)も対応しています。

血中酸素濃度の推移
皮膚温度は基準値からの増減を表示

このほかに心拍数や歩数も記録されますが、Apple Watchとかなり乖離している計測値が歩数です。Apple WatchやiPhoneでの計測値と比べると、2割くらい少ないカウントです。

フル充電後の動作時間は、約7日

Smart Recovery Ringは約2時間でフル充電可能で、約7日使えるとあります。実際に使い続けたところ、7日目の朝の残量は13%になり、きっちり丸7日で使い終わるようなバッテリー稼働状況でした。

充電のルーティンとしては、1週間に1回フル充電するか、Smart Recovery Ringを外すタイミング(お風呂とか)で充電しておくと、ちょうどよさそうです。

装着感、1週間で気にならなくなる

2週間、ずーっとSmart Recovery Ringを装着し続けたわけですが、指輪としては太めということもあり、最初の2、3日はどうにも収まりが悪かったのです。

が、1週間も経つと、付けていることも気にならなくなり、あまりに自然になったためか、ふと夜中に目が覚めたときに「指輪がない!」と感じるようになりました(実際には馴染んでいただけ)。サイジングキットで合うものを選んだおかげで、快適に付けていられます。

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スマートリングのメリット、みっけ。

使っていくうちに、スマートリングを使う最大の利点をを見つけました。

「腕時計が使える」ことです。

スマートウォッチは高機能・高性能ですが、腕時計である以上、他の腕時計は併用できません。スマートリングなら、腕時計は自由に選べます。同じような計測ができるなら、将来的にスマートリングに置き換えるのもアリかもしれないなと思いました。

まとめ:Smart Recovery Ringは現代版「かいふくのゆびわ」

健康状況をモニタリングしてくれるデバイスは数あるけど、そこで取得したデータをどう活かすか、「ストレス」と「リカバリー」に着目して可視化、そこに一つの回答を出したのが、本製品と言えます。Smart Recovery Ringと命名したのも納得できる機能でした。

装備すると「体力が回復する」のがゲーム版の「かいふくのゆびわ」ですが、装備して「体力が回復しているかどうかが分かる」のが現代版の「かいふくのゆびわ」です。ちゃんと休んでるのに疲れが取れない人、日々ストレスを感じている人、スマートリカバリーリングを使って、「自分の内面を可視化」して、健康になるのはどうでしょうか?

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